ほうじ茶は、香ばしい香りとまろやかな味わいで、近年人気が高まっているお茶です。
しかし、ほうじ茶が体に悪いという噂も耳にします。
そこで今回は、ほうじ茶が体に悪いのかどうか、そしてほうじ茶の選び方やメリットデメリットについて紹介していきます。
ほうじ茶はカフェインが少し含めれていますが、美しい肌の維持や冷え性に効果が期待でお茶です。
飲み過ぎは胃に負担がかかる場合もあるため、1日1杯~3杯を目安に飲みましょう!
ほうじ茶のデメリット・体に悪いと言われる理由3つ
ほうじ茶のデメリット・体に悪いと言われる理由3つを紹介します。
カテキンが含まれている
ほうじ茶にはカテキン(タンニン)やアクリルアミドが含まれています。
カテキンは飲み過ぎると胃に負担がかかり、胃炎を起こしやすくなる可能性があります。
アクリルアミドは動物実験で発がん性が確認されていますが、ヒトへの影響はまだ十分に明らかではありません。
発がん性があるとの観点から、体に悪いと思われている可能性があります。
- フライドポテト
- ポテトチップス
- コーヒー
- パン など
アクリルアミドは、高温(120℃以上)で炭水化物とアミノ酸が反応して生成される化合物のため、焙煎温度の低いほうじ茶がおすすめです。
カフェインが含まれている
カフェインには覚醒作用があり、寝つきが悪くなる可能性があります。
しかし、緑茶に比べるとカフェインが少なく、1杯あたり約10mg程度です。
また、コーヒーのカフェイン量は1杯約60mgのため、ほうじ茶のカフェイン量は少ないでしょう。
どうしてもカフェインが気になる場合は、就寝前の飲用は避けましょう。
栄養素が少ないから
ほうじ茶はビタミンCや鉄分などの栄養素が緑茶に比べて少ないため、体に悪いと言われてしまいます。
しかし、リラックス効果が期待できるGABAや抗酸化作用が期待できるビタミンEが含まれています。
ビタミンCや鉄分は、バランスの良い食事で摂取しましょう。
ほうじ茶のメリット3つ
ほうじ茶を飲むことで得られるメリットを紹介します。
美しい肌になれる
ほうじ茶には、カテキン豊富です。
カテキンはデメリットとして挙げられる反面、美しい肌を保つメリットでもあります。
カテキンは、シミやシワの原因となる活性酸素を除去し、美肌効果が期待できます。
また、ほうじ茶にはビタミンEも含まれており、細胞の老化を防ぎ、アンチエイジング効果も期待できるため、美容を意識する場合は、食事中の飲み物をほうじ茶に変えてみましょう。
リラックスできる
ほうじ茶には、GABAというアミノ酸が豊富に含まれており、脳の興奮を抑制し、リラックス効果をもたらすとされています。
コーヒーと比べるとカフェインは少ないため、仕事や家事で疲れた時や寝る前にほうじ茶を飲むと、心身をリラックスできます。
冷え性改善に期待できる
ほうじ茶には、体を温める効果があると言われています。
そのため、冷え性改善に効果が期待できます。
冬場の寒い時期はもちろん、夏場の冷房による冷え対策にもおすすめです。
ほうじ茶を飲んでいる人の口コミ
ほうじ茶を飲んでいる人は、どんな効果を感じているのか紹介します。
リラックス効果がある
ほうじ茶には、脳の興奮を抑えくれる効果が期待できるため、リラックスタイムにおすすめのお茶です。
コーヒーや緑茶と比べるとカフェインも少ないため、就寝前にも飲むことができます。
冷えにはほうじ茶がおすすめ
ほうじ茶は、冷え対策におすすめのお茶で、体がじんわりと温もります。
冷たいほうじ茶も美味しいですが、冷えが気になる場合はホットでゆっくり体をあたためましょう。
美容や健康に良いほうじ茶の選び方4つ
美容や健康に良いほうじ茶の選び方を紹介するので参考にしてください。
原料茶葉をチェック
ほうじ茶の原料茶葉は、主に煎茶・番茶・茎茶の3種類あります。
美容や健康に良いほうじ茶を選ぶには、煎茶で作られたほうじ茶がおすすめです。
種類 | 特徴 |
---|---|
煎茶 | 最も一般的 香りや味わいも良い |
番茶 | 煎茶よりもカフェインが少ない まろやかな味わい |
茎茶 | ビタミンやミネラルが豊富 苦味や渋みがある |
煎茶は、ビタミンCや鉄分などの栄養素が豊富で、GABAやカテキンなどの健康成分もバランス良く含まれています。
焙煎度合いをチェック
ほうじ茶は、焙煎度合いによって味わいが大きく変わります。
特におすすめなのは、中煎りです。
焙煎度合 | 特徴 |
---|---|
浅煎り | 香ばしい香りが強い あっさりとした味わい |
中煎り | 香ばしい香りとまろやかな味わいのバランスが良い |
深煎り | 香ばしい香りが強く濃厚な味わい |
中煎りは、GABAやカテキンなどの健康成分がしっかりと抽出されているだけでなく、苦味や渋みが少なく、飲みやすいのが特徴です。
鮮度をチェック
ほうじ茶は、鮮度が落ちると香ばしい香りが弱くなり、味も劣化します。
賞味期限をチェックし、できるだけ早く飲むようにしましょう。
有機栽培を選ぶ
ほうじ茶を選ぶ際には、有機栽培された茶葉を選ぶのもおすすめです。
有機栽培された茶葉は、農薬や化学肥料の使用を抑えて栽培されているため、体に優しいほうじ茶を楽しむことができます。
ほうじ茶に関するよくある質問
1日に飲む目安はどれくらい?
1日に1.5リットル~2リットルまで飲んでも大丈夫ですが、まずは毎食のお茶をほうじ茶にしてみましょう。
ほうじ茶を飲み過ぎるとどうなる?
ほうじ茶にはコーヒーほどではありませんが、カフェインが含まれています。
カフェインを過剰に摂取すると、興奮・震え・不安感などが表れます。
また、胃が弱い人は胃痛になる可能性もあるため、注意しましょう。
【まとめ】ほうじ茶は美容やリラックス効果が期待できる
ほうじ茶にはカフェインやカテキン(タンニン)が含まれるため、体い悪いと言わるケースもありますが、実は体に嬉しい効果も期待できます。
美しい肌や冷え性改善が叶うため、デメリットも把握したうえでほうじ茶を毎日の生活に取り入れみてはいかかでしょうか?